運命(さだめ)
「生老病死」(しょうろうびょうし)
という仏教用語をテレビの番組で知った。
"生まれること、老いること、病気になること、死ぬこと"この四つは人に定められた避けることのできない苦しみであるという。
人によって、その四苦の度合いは様々であるが、生まれた時からそのことが決められていると思えば腑におちることが結構ある。
いわゆる運命というものだ。
人間として生まれた時点で四苦は免れない。どの家のどんな親の元に生まれるのかどんなDNAを引き継ぐのか、そこから運命は始まる。
同じ天災や事故にあっても九死に一生を得る人もいる。病に罹患しても長く生きられる人もいる。
死までの道のりが長いか短いかは、いい人間であろうが悪い人間であろうが、その死がどんなに理不尽であっても運命で決められている。
そうであるならば、楽に生きたい。そして、少しでも後悔のない人生が送れたらいい。
仏教では、さらに四つの苦があるという。その一つが"愛別離苦"愛する人と別離する苦しみ
これが一番辛い。
"露の世は つゆの世ながら さりながら" 小林一茶
Written by R
0コメント