“お見合い”

知人の娘さんが結婚相談所の紹介で結婚をした。
いくつかの条件を提示して、条件を満たした相手との縁である。お互いの印象も良かったのであろう。

私は、一度お見合いをしたことがある。結婚相談所は結婚を望む人が利用するのであるが、お見合いの場合はそうとは限らない。

私は、親の顔を立てるために仕方なく応じたのであるが、顔を立てるどころか、結果、顔に泥を塗ることになってしまった。

仲介した親戚を通さずに、相手に直接、断りの意志表示をしてしまったのである。
それも当日、駅のホームまで送ってくれた相手を前に新幹線のドアが閉まる瞬間、深々と頭を下げ、(茶道でいう真のお辞儀)
"お断りします。"と言ってしまったのである。

相手の言葉を遮るかようにドアが閉まった。
私は、気持ちを先送りできないタイプで、時に唐突になってしまう事がある。

そもそもあなたが、駅までの車中、結婚後の生活や希望を延々と語るから、いけないのだ。
私は、ここではっきり返事をしておかないと結婚させられてしまうのではないかと不安にかられてしまったのだから…

後日、母が親戚から叱責されたという事を、大分後になって知った。"娘の教育がなっていない"と。

【教訓】
①いわゆる"お見合い"は、結婚する意志がない時は、軽々しく受けてはいけない。
②手順があるので、必ず、仲介者を通さなければならない。

Written by R

Bo’s cafe

古民家カフェ開設に向けての奮闘の記録です。趣味や田舎暮らしなどものんびり綴っていきます。

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